福岡市でも議会基本条例を! ~札幌市議会の条例制定の経緯を調査

議会基本条例とは「そもそも議会とはどうあるべきか」を定める条例です。2013年に条例を制定した札幌市を訪問し、その制定の経緯や施行後の状況などを調査してきました。

札幌市ではまず議員定数についての議論があったのですが、そのなかで条例制定の提案があり、検討が始まりました。2011年に「市民に役立つ議会検討委員会」を設置、具体的に、議員間討論・市民の意見聴取・市長部局の監視・政策能力強化などについて検討を進めました。途中で1会派だけ「市民の関心は議員定数と議員報酬であり、条例は必要ない」として出席をやめたそうですが、委員会はそのまま継続し、2013年に制定されました。座長のリーダーシップと提案力が大きな推進力となったようです。

今回の調査は、公聴会や参考人招致のあり方、議会報告会のあり方など、福岡市議会での議論にも参考になりました。なお、陳情の取扱いについては、札幌市議会では“市民提案”という視点から請願と同じように扱っているとのことでした。

※荒木議員による報告の詳細はこちらをご覧ください。

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