月別アーカイブ: 2022年4月

剪定・除草不正事件について申し入れを行いました!

2022年4月6日

福岡市長 髙島 宗一郎 様

緑の党と市民ネットワークの会
荒木 龍昇
森 あやこ

樹木剪定及び除草の業務委託等における不正について、
不正の実態及び不正を行った原因の徹底した調査、
並びに詐欺事件として告発することを求める要請書

 樹木剪定及び除草の業務委託等における不正について、2月総務財政委員会において財政局から議会に報告がなされ、先日の第1回福岡市議会において質疑がなされました。報告によると、業務委託等1350件の内449件が不正事案、市の登録業者131社のうち116者、登録外業者6社、計122社が不正をしていました。公金の記録保存期間5年以前は不正の有無は不明であり、登録業者の内88%が不正をしていることから、それぞれの業者が不正を働いた期間とその回数との関係など十分な実態調査を行い、どのような事件であったのか、いつから不正が行われ、何故事業者の約9割が不正を働くことになったのか、どのように不正が広がったのかなど事件の全容を明らかにすることを求めます。

また、議会の質疑では民法の適用で被害額を返納させ、行政罰として不正伝票の枚数に応じて競争入札停止処分を12ヶ月、3ヶ月、1ヶ月、警告とするとしています。しかし、分かる範囲で5年、5年以上については不明ですが、長期に亘り不正を行ってきたことは単なる錯誤ではなく確信犯と考えられます。そうであればこの不正事件は詐欺事件であり、刑事告発すべき事案といえます。議会の答弁でも警察に相談して進めるとしていますが、市の信頼を大きく失墜させた今回の事件については刑事告発すべきです。事実の解明のためにも刑事告発し、捜査権がある司直の手で事実の解明をする必要があります。私たち会派は刑事告発することを求めます。

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福岡市はIR誘致すべきでない!

2022年4月6日

福岡市長 髙島 宗一郎 様

緑の党と市民ネットワークの会
荒木 龍昇
森 あやこ

市長がIR誘致しないことを社会的に表明することを求める要請書

 IRの主たる事業はカジノであり、カジノは賭博です。日本はパチンコを始め競馬、競輪、競艇、更に宝くじやサッカーくじのtotoなど、年間30兆円規模の世界一のギャンブル大国であり、ギャンブル依存症の方が多く存在しています。既に市民からはIR誘致はしないよう求める多数の声が寄せられており、また、3月3日の我が会派の代表質問において市長は明確に「福岡市では検討していない」と答弁しています。

ところが、先日30日に、テレビ西日本で「米国企業 海の中道海浜公園への「IR事業進出」構想を発表 2028年度の開業実現目指す」という報道があり、別の報道では「Bally’s Corporation (バリーズコーポレーション、所在地;米国ロードアイランド州、ニューヨーク証券取引所上場)は、福岡市を候補地として、日本におけるIR(統合型リゾート)事業への進出を表明するため、30日午後1時30分よりホテルオークラ福岡(福岡市博多区)で記者会見を行った。」「Bally’sが表明する「IR福岡プロジェクト」は、管轄行政が立候補していない中、民間組織先行で、ほぼ全ての準備作業と基本的計画を行うという、全国で初めてのケース。」と報道されました。

これは何を意味するのでしょうか。市としても検討していない、市民としてもカジノに反対する声があるにもかかわらず、米国の企業が一方的に福岡市及び市民を無視してIRを誘致するというのです。そもそも賭博による街づくりは人の不幸の上に築く街づくりであり、市長が掲げる「ぬくもりと彩り」の街、WELL―beingとは懸け離れたものです。しかもギャンブルで吸い上げたお金の多くはアメリカに持ち去られます。市民がこのような街を望んでいるとは考えられません。一部の財界人や一部の市民の独善的非民主的な誘致活動にアメリカ企業が手を挙げたと言うことのようですが、このようなことは許されません。

アメリカの企業が独善的にIR誘致を表明するようなことを許さないためには、市長が明確にIRを誘致しないことを表明する必要があります。市長が改めてIR誘致しないことを明確に表明することを求めます。

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